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課題山積の今国会において、政府は緊張感に欠けている
2014年10月28日 19:02鈴木克昌代表代行・幹事長 定例記者会見(2014年10月24日)
10月24日、鈴木克昌代表代行・幹事長が定例の記者会見を行いました。
会見要旨は以下の通りです。
【 冒頭挨拶 】
限られた国会の会期の中で、日本の将来を決めると言っても過言ではないくらい大きな課題が山積している国会ではあるけれども、何か内閣として緊張感の欠けているような気がしてならない。
これは、閣僚二人が辞められたということもさることながら、それ以外にも閣僚の緩みというのか、内閣の緩みというか、あえて言えば驕りと言ってもいいのかもしれないけれども、本当に信じられないような話が出てきている。
それに対して野党が反応すると、そんなことを言っている暇はないではないか、ちゃんと審議をしろと、いたちごっこのような、きちんと筋の通った国会になっていないのではないかと思う。
どこにその原因があるのかよく分からないけれども、もちろん閣僚が国外に出かけるというのをいけないと言わないけれども、そういったことも国会運営の日程に、非常に影響してきているような気がしている。
いずれにしても、私が申し上げたいのは、本当に国の今置かれている立場や、国民の皆さんの思いからすると、徹底的な審議が国会に求められているのではないかと思っているので、我党としてはきちんとした、徹底した審議をやるべきだという立場で、これからも発言をしていきたいと思っている。
それから、ちょっと気になっているのが、カナダの国会での侵入者に対して、総理が哀悼の意をカナダ政府に対して出されたということである。日本の国会の中でも同じような侵入者があったと聞いている。銃を持っていたわけではないし、具体的な被害があったということではないけれども、状況が一つ変われば同じことが起こりうる。国会の警備というのは立法府の長が権限を持つのか、議長なのかよく分からないけれども、しかし、政府の反応が、海外に対するものと、国内の、国会での事案と、対応に差があるのではないのかという気がしており、我党の国対委員長も議運でそういった発言をしたと聞いているけれども、やはり万が一のことがあれば大変なことになるので、その辺は緊張感を持ってやっていく必要があるのではないかと思っている。
党首討論を結局開催しないということで、これは国会の日程とか、予算委員会の集中審議を取ったからと聞いているけれども、きちんと開催するという申し合わせだったはず。ここも、そういったところがポロっと欠けていくというところに、繰り返しになるけれども、今国会の緊張感の無さというものが出ているのではないかという気がしている。
我党としては冒頭申し上げたように、きちんと国民の負託に応えた議論をやっていくという姿勢で、残された会期を臨んでいきたいと思っている。
【 質疑要旨 】
- 宮沢経産大臣の問題について
- 労働法関係議員立法について
宮沢経産大臣の問題について
Q. | 宮沢経産大臣の問題で、一つは政治資金の不適切な支出ではないかということと、もう一つは東電株を所有していたということ。大臣規範に則って対応したということだが、この二つの話について幹事長はどのようにお考えか。(NHK) |
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A. | 先の例の支出の問題。良くわからない領収証がというのは、論議にならない。いわゆる政治関係の中で、こういった支出が行われるという感覚が、本人が行ったとか行かないとかという話とは全然別の次元で、何をやっているのだということだと私は思う。 後の株の問題は、大臣規範に則っておやりになったということだから、特に問題はないかもしれないけれども、いずれにしても、所管大臣というところは偶然なのか、これは非常に影響のある事だから。 ちゃんと規範に則って処理をしたということであれば、それだけのことだと思うけれども、いずれにしても、先の問題一つとっても、総理の任命責任というのはやはりあるのではないかと思う。 万が一、もう一人閣僚が辞めるということになれば、これは内閣総辞職ものだと思っているので、我々は決して総辞職を望むわけではないが、万が一そういう風になれば、やはりきちんとした対処を望んでいく立場にあると思っている。 |
労働法関係議員立法について
Q. | 維新の党の同一賃金同一労働の議員立法について、民主党も前向きに協力していくようだけれども、生活の党としてはどういう対応をするのか。(読売新聞) |
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A. | 我党も基本的に同じ考えだが、ただ、我党としては党独自で法案を出していきたいということで考えているようである。 いずれにしても、我党だけで出せる話ではないので、例えば他党の皆さんに共同提案してもらうとか、他党が出したものに対して我党の考え方を入れてもらうように修正するとか、何らかの形はあるが、基本的な考え方としては大きな差はないと思っている。 |
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