国民の生活が第一の政治を実現しよう!@千葉
消費税を上げるための政策を行っていたのでは話にならない
2014年11月06日 20:37鈴木克昌代表代行・幹事長 定例記者会見(2014年10月31日)
10月31日、鈴木克昌代表代行・幹事長が定例の記者会見を行いました。
会見要旨は以下の通りです。
【 冒頭挨拶 】
非常に委員会が重なっていて、各委員会の委員出席率も良くなく、時々定足数不足により(委員会が)止まっているというような、本当に嘆かわしい状況である。
もちろん我党も数が少ないので、皆苦労しているが、それなりに頑張っているのだが、巨大与党がこういう日程を提案してやっているわけだから、真摯な審議と言うのであれば、与党がきちんと定足数を確保するのは当然のことだと思っている。
もう一点は、昨晩、総理が北朝鮮の拉致問題について会見をされたわけだが、家族会の皆さんの声を聞いていても、期待半分、諦め半分というようなことで、本当に隔靴掻痒というか、靴の上から痒いところをかくくらいの、そんなお気持ちでいらっしゃるのではないかと思う。
北朝鮮という国の非常に複雑怪奇というのか、分からない部分が露呈されてきているが、これはやはり、ある種犯罪だから、それに対してはきちんと対応し、すぐ行動を起こすという訳にはいかないかもしれないけれども、同じ被害に遭っている国もあるわけだから、そういう国ともきちんと連携をしていくべきである。
いずれにしても、また1年さらにその先ということでやられたら、本当に家族会の皆さんの嘆きを思うと、ご高齢ということもあり、いたたまれない気持ちである。
それから、今日も地方創生の特別委員会でも、(総理発言が)ねつ造であるかないかということで、野党の議員とのやり取りで、かなり総理も感情的になっているなというのを私も委員会の席にいて感じた。その感情的になっている裏に何があるのかということだけれども、普通ならそんなにむきになる話ではないと思い、一国の総理の態度としていかがなものかと思いながら聞いていたところである。
【 質疑要旨 】
委員会審議の遅れについて
Q. | 冒頭おっしゃった委員会の関係だけれども、定足数に足りないというのは災害対策特別委員会かなにかだったと思うが。(NHK) |
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A. | 2,3日前には財務金融委員会でもやはり定足数が足りなかった。 |
Q. | この委員会審議が、委員数が足りず進まない状況だとか、今日、厚生労働委員会で既に出している話に関して、公明党の方から修正の話が出て審議が出来ないという状況になっている。重要な法案がある中で、こういった委員会の審議が、特に与党側の理由で進まなくなっている現状についてどのように思われるか。(NHK) |
A. | 全く理解が出来ないし、全く分からない。自民党の中でも、公明党もびっくりしていると聞いているので、詳しいことは分からないけれども、結果的には本当にいったいぜんたい何をやっているのかと、正直あきれ返っている状況。 |
公明党内の消費税増税先送り論について
Q. | 今日、公明党の党内の会合で、消費税の10%への増税先送りの意見が相次いだ。与党である公明党でそういう状況になっているが、そのことへの受け止めと、幹事長の考えとして今の状況で、あらためて消費税は上げられるとお考えか。(共同通信) |
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A. | 公明党の中でのそういう議論があったということは伺っているが、ただ、今日の時点では分からないけれども、以前代表は、やはり上げるべきだということをおっしゃっていたわけだから、まだまだ公明党内でも色々と議論がなされるのではないかなと思っている。 それは他党のことですから分からないけれども、一方では三党合意をやった責任ある当事者だから、やはりきちんと説明責任を果たしていくべきではないかと思う。 我党のスタンスははっきりしているわけで、今消費税増税をするべきでない、8%にも上げるべきではなかったというスタンスで来たし、年が明けて数値データを見ても、大変悪い方向に向かっているし、それよりまして数字以上に地方は疲弊をしているということだから、今の段階では、我党としても、私としても、絶対上げるべきではないと思っている。 |
日銀の金融緩和政策について
Q. | 先日、消費税増税の環境作りかと思われるが、日銀が金融緩和を決定し、日経株価も相当上がっているようである。そうした決定含めてあらためて、ご意見を伺いたい。(朝日新聞) |
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A. | 株価は当然上がったり下がったりする。しかし、国民の大半が株を持っているのかというと、そうではない。一つのデータではあると思うけれども、私はそれがすべてではないと、むしろ国民の皆さんの生活実感の方がより間違いのないデータだと思っている。 恐らくアメリカの影響もあって今の株価の状況が出ているのではないかと思うが、一方では補正予算を増税に向けて組むという話が出ているように聞いている。まだ、正式なものは出ていないし、具体的な数字も出ていないけれども、もしそうであるならば、まさに本末転倒で、景気が悪いから増税の条件を整えるために補正予算を組むというのであれば、これは全く話にならないことだと思っている。 もちろん補正予算を組むというのは、国民の目線から言って経済状況に応じてあり得ることだけれども、その目的が消費税増税の条件を整えるためということであるならば、これはとんでもないことだと思っている。 |
次世代の党、河野談話に関する国会決議案について
Q. | 次世代の党が、河野談話は強制連行を認めたものではないという国会決議案を出すそうだけれども、これについて生活の党はどういうスタンスなのか。(読売新聞) |
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A. | それは次世代の党が独自にやればいいことで、我党としては全く関知しない。 中国とも韓国ともそうだけれども、そういうことをやれば必ずまた波風が立つわけだから、今はむしろ波風を立てないということの方が私は国益上はるかに大事なことだという風に思っている。 どういう思いでそういうことをおっしゃっているのか、分からないけれども、いずれにしても今はそういうタイミングではないし、我党としては関知するつもりはないと思っている。 |
総理の委員会答弁について
Q. | 今日の特別委員会で総理が一国の総理とは思えないという感想を持ったということだけれども、どういったところが大人げないと思われたのか。(時事通信) |
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A. | 少なくとも、「私が」という風におっしゃったであろう。「私が言ったわけではないから、私に直接聞くべきだ。」と、こういうことを言うのだが、全て総理がそんなことを受けるはずがない。 私も小さな市で市長をしてきたけれども、「俺が聞いてないから」とか、「俺に聞きに来い」とか言い出したら、そんなことはとても出来る話ではないので、むしろむきになる話ではなくて、「そんなことを言っていった者がいるようだが、それは違う。」というのが全てだと私は思っている。 かなり繰り返し言っていたのでね。 |
Q. | 特定の社の名前を挙げて言われたということだが。(時事通信) |
A. | 逆に言えば、それこそ確信犯ではないか。あの報道は一社だけではないわけだから。しかも今日の新聞を見ても何社も同じように言っているわけだから、それをあえて言うというのは、そこに計算というか、背後に何かあるような気が逆にする。その辺が大人げないということになるのではないか。 |
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