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オックスフォード大学が「小沢一郎と日本政治」と題する学術書を発行

2016年02月02日 14:09

オックスフォード大学の日産日本問題研究所は2015年、「Ozawa Ichiro and Japanese Politics(仮題:小沢一郎と日本政治)」と題する学術書を英大手学術出版社のラウトレッジ社から発行した。同研究所はこれまで約100冊近い日本研究に関する書籍をシリーズで編集しているが、政治分野では初めて「小沢一郎」という個人名をタイトルにした。欧州有数の社会科学系の日本研究の拠点から個人名を冠した書籍を出版したのには当然理由があるはずである。
小沢一郎について本書の編集責任者で英国の日本研究第一人者であるオックスフォード大学のアーサー・ストックイン名誉教授は、「首相どころか重要閣僚をほとんど担っていないにもかかわらず、小沢一郎ほど過去20年以上にわたり日本の現実政治と政治制度に影響を与えた政治家はほとんど見当たらない」と述べ、著者であるニューサウスウエールズ大学のオーレリア・マルガン教授は、「選挙制度、政治資金規正制度、政党政治、統治機構、政官の役割、国会審議活性化、政策立案過程など広範な政治改革を進めた」と指摘している。
本書の目的は、現代日本政治の変革を主導してきた小沢一郎の政治活動を詳細に研究することによって、「政治家個人レベルの活動が日本政治の形成にどのように影響するか」理解を深めることにある。同時に小沢本人が語ったこと、書いたものや小沢に関する様々な研究書や記事などをとりまとめ、英語で記すことによって小沢一郎の業績と日本政治に関する国際的な学術研究に資することも狙いにしている。日本政治の国際比較研究者には必須の一冊である。




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