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「真面目に憲法改正をとらえていると思えない」自民党憲法改正案について、小沢代表
2015年03月13日 00:32小沢一郎代表・山本太郎代表(2015年3月10日)
- 記者会見動画はこちら(外部サイト)
3月10日午後、小沢一郎代表と山本太郎代表が定例記者会見を行いました。会見概要は以下の通りです。
【 質疑要旨 】
- 東日本大震災から4年の受け止めについて
- 脱原発を推進する欧州と日本との原発政策の相違について
- 憲法改正について
- 政治資金の規制のあり方について
- 統一地方選への対応について
- 自民党二階総務会長について
東日本大震災から4年の受け止めについて
Q. | 東日本大震災から4年になるが、その間の復興の進み具合を見ながらの受けとめについて。 |
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小沢一郎 代表 | |
A. | まだ震災の復興もままならないような形になっているわけですけれども、そういう状況の中で特別措置がもうすぐ終わろうとしているということで、被災者の皆さん、被災者の地域をはじめ、私共もこの点について今後のことも心配しております。 |
脱原発を推進する欧州と日本との原発政策の相違について
Q. | 来日中のメルケル独首相は 「福島の原発事故を見て自国の脱原発を決めた」と言い、2011年にはイタリアも福島原発事故を教訓に国民投票の結果、法律で禁止した。この日欧の差をどのように受け止めるか。 |
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山本太郎 代表 | |
A. | 本当に恥ずかしい限りです。東電原発事故を見て原子力は無理だと判断をしたヨーロッパ。そのヨーロッパから来たメルケルさんの横で「再稼働をしたい」ということを恥ずかしげもなく言うことに対して、見ているこっちが恥ずかしくなります。 |
小沢一郎 代表 | |
A. | 私も3年前にドイツに行きました。その時にも政界、国会ですね、それから経団連、産業界、テクニカルな技術者の方々等にも会いました。 皆一様に、今、太郎さんが言ったようにそれまでキリスト教民主同盟も原発を推進していたけれど、チェルノブイリ事故でどうするという議論が国内で始まり、そして福島事故でやっぱり止めようということになったと。 |
憲法改正について
Q. | 御党の憲法改正に対する見解と、9条を後回しにして環境権や緊急事態条項を先に発議するという自民党の憲法改正の考え方について。 |
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小沢一郎 代表 | |
A. | 憲法というのは、国民の生活を守るための最高の法規、約束、ルールでありますから、時代が移り変わり、状況が変われば、それにそぐわないところは変えていくということについては誰も異論がないだろうと思います。 |
山本太郎 代表 | |
A. | 小沢代表が言われたとおりだと思いますが、自民党の憲法改正草案に目を通してみれば分かると思います。一体どういうことをしたいのかというのは、権力を縛るはずの憲法がその国に生きる人を縛るような内容にされてしまう可能性が高い。余りにもあり得ない話。「これ憲法なのですけど、分かっているのですか」という話です。 |
政治資金の規制のあり方について
Q. | 政治資金規正法はどのように運営され、もしくは改正されるべきと考えるか。 |
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山本太郎 代表 | |
A. | どうしてそのような個人献金、団体献金みたいなものが存在するのか。それは政治にお金がかかるからだよという話しだと思います。どうして政治に参加するのにお金がかかるのですかというのは供託金の問題、その他の問題。 |
小沢一郎 代表 | |
A. | あなたの質問の中にあった透明性の確保ということが一番大事だと思います。 要するに日本社会すべてに言えることだけど、みんなクローズドの社会なのです。役所で何を行っているかなんて全然分からないし、普通の会社だって会社のトップ・クラスの人が何しているか一般社員は分からない。要するにクローズドな社会、そしてその一番色々と現実の事案として出てくるのが政治の金の話しなのです。だから私は収支、収入も支出も全部オープンにするというのが一番この問題の解決に良いこと、有効なことだと思います。 |
Q. | 政治資金の透明性を確保するためにどういう策が必要と考えるか。民主党が企業団体献金とパーティー券の全面廃止法案を準備し、野党との連携を図るとしていることについて。 |
小沢一郎 代表 | |
A. | 現状、透明性ありますか?それはないだろう。ないから皆さんワアワア言っているのだろう。収支報告書をどうするかではないのです。収支をもう1円から全部公開するべきです。 |
Q. | 領収書も含めてですか。 |
小沢一郎 代表 | |
A. | もちろん。領収書がなければ公開になりません。簡単なことです。収支公開すれば良いということです。どこから入って、どういうふうに使ったかということは、主権者たる国民の目にはっきりとその情報は提供され、しかも簡単にそれを見られると。今、インターネットがもの凄く普及しているのだから、それをきちんとすれば、誰でもいつでも見られるということになります。それで余計な規制はしないほうが良いと思います。 |
統一地方選への対応について
Q. | 統一地方選に向けて生活は、公認が、推薦5人の候補者を決定しています。今後、統一地方選に向けどのような形で臨まれるのか。 |
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小沢一郎 代表 | |
A. | 地方議員、地方で戦ってくれる人たちが増えることは、党の基盤を作る上で大変必要なことです。推薦、公認等は今のお話しよりも、もっと、もっと増える予定でございます。現状で5人ということはないだろう思います。とにかく数字から言えば、今後、相当な何倍もの数になると思います。それでできる限りやっていかなければならない。 |
Q. | 小沢代表、山本代表二人でどこか街頭演説に立つ予定はあるか。 |
小沢一郎 代表 | |
A. | 街頭演説ということになるかも知れない。ただ、それだけの、それこそ候補者がいないと。自民党の候補を応援するわけにいかんのだから。例えば、そういう野党、与党の対決というような形になりやすいのは、大きな首長選挙とかだろうと思います。 |
自民党二階総務会長について
Q. | 自民党の二階総務会長が議員外交で2月に韓国訪問など、自民党内で存在感を強めていると言われるが、二階さんの活動に対してどう受け止めるか。 |
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小沢一郎 代表 | |
A. | 私は他人の評価はしません。健闘を祈ります。 |
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